呼吸器内科
お知らせ
はじめて受診される際は、紹介状が必要です。
ご紹介
特徴
呼吸器内科は、内科の中で消化器内科・循環器内科と合わせて基本的な3本柱と言っていいと思いますが、他の2つと比べて、その科特有の検査の種類が少ないこと、医者の人数か不足していることが特徴ではないでしょうか。しかし、私たち呼吸器内科医が扱う疾患は、肺癌を始めとする胸部の腫瘍性疾患、気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺炎等の感染症、腫々の原因による間質性肺疾患、気胸・膿胸等の胸膜疾患、縦隔疾患、睡眠時無呼吸症候群など多岐にわたります。
肺癌は、単一臓器の癌の粗死亡率としては男性・女性ともに第一位(2009年、人口10万対、男性79.9、女性28.8)です。気管支喘息は全人口3~4%で、喘息死は年々減少してきましたが、平成22年でもまだ約2000人(この原稿執筆時に判明している1~9月までの集計から推定)です。逆にCOPDによる死亡は年々増加しているにもかかわらず、診断率がまだまだ低く、この病気であるにもかかわらず診断されていない方が大勢います。肺炎も、依然として日本人の死因の第四位で、特に御高齢の方には生命に直結しうる病気です。
このように扱う疾患が多く、患者数も多いにもかかわらず、少ない医者で奮闘しています。せめて、昨年のたばこの値上げを契機に喫煙率が大幅に下がり、将来肺癌やCOPDの患者数が減少することを願うばかりです。しかし、日本人の喫煙率が仮に今から0%になったとしても、これらの疾患が減少に転じるには数年かかると言われていますので、それまでは辛い日々が続きそうです。
当科では、以前から行なっている気管支内視鏡検査に加えて、局所麻酔下胸腔鏡検査を行なうようにしました。従来、胸腔鏡検査は全身麻酔下で行なう検査でしたが、最近は全身麻酔よりは危険の少ない局所麻酔で実施する病院が徐々に増え、当科でも他の病院へトレーニングに行ったり、その病院の先生に指導に来ていただいたりした結果、独自に可能となり、有用な結果を得ています。
当科で取り扱う疾患
開放性肺結核(排菌のある肺結核症で、これは結核病棟のある病院に隔離入院が必要です)以外の呼吸器疾患には、原則としてすべて対応致します。上記のような肺癌・気管支喘息・COPD・間質性肺疾患・気胸・胸膜炎や、塵肺・胸膜腫瘍。・縦隔腫瘍・睡眠時無呼吸症候群等です。
予防接種
- インフルエンザHAワクチン(10~12月、要予約)
- 肺炎球菌ワクチン(随時、原則として予約)
実績
全入院患者数
608名(平成22年1月から12月)
検査
- 気管支内視鏡検査 134名
- 局所麻酔下胸腔鏡検査 4名
疾患
- 肺癌 179名
- 肺炎(+肺化膿症) 132名
- 気管支喘息 47名
- COPD 39名
- 間質性肺炎 25名
- 気胸 23名
- その他の胸膜疾患(胸膜炎、膿胸等) 15名
- その他 55名
肺癌の外来化学療法
174回(平成22年1月から12月)















