小児科
お知らせ
ご紹介
特徴
当小児科は、金沢区や近接する三浦半島地区(横須賀市北部、逗子市、葉山町)などの地域における急性期総合病院の小児科として、ご開業の先生方と連携しながら、市中感染症や喘息などの頻度の多い疾患を中心に、お子様の様々な領域の疾患に対応しています。
また、当院産科は1年間に約1000件の分娩に対応し、これは横浜市内総合病院で最も多い分娩件数となっていますが、生まれたすべての新生児の診察は小児科病棟担当スタッフが毎日午前中に行っています。診療には、出生後24時間以内の診察、生後5日目の先天性代謝異常検査のための採血、生後6日目の退院診察を含みます。そして、年間1000名を超える当院出生新生児のお子様の中には、小児病棟に移って対応・治療が必要となるお子様が年間200名以上いらっしゃいます。この周産期の後方支援のために、当小児科は横浜市でも数少ない「周産期連携協力病院小児科」としての役割を、平成20年以降担っています。
当科で取り扱う疾患
入院を要するのは、免疫が未熟な5歳以下の乳幼児のお子様がほとんどです。そのため疾患としては感染症のお子様が多いのですが、急性肺炎、気管支炎などの下気道感染症が入院理由の約半数を占めます。2000年以降、私たちは乳幼児急性肺炎に対する効果的・効率的な抗菌薬療法を求めて臨床研究を続け、その成果を30点以上の医学論文として発表してきました。それをもとに、現在、乳幼児急性肺炎のお子様への抗菌薬の投与は3日間で終了し、4~5日の入院期間で退院していただけるようになりました。
また、2歳未満のお子様は11月から1月にかけて、鼻水や咳、発熱で始まり、一部は発症後4日目頃から呼吸障害を生じる「RSウイルスによる細気管支炎」という気道感染症に罹患するのですが、入院を必要とする場合が少なくありません。このRSウイルス細気管支炎に対し、私たちは重症度の評価法、軽症のお子様に対する入院抑止を目的とした抗炎症療法、入院となったお子様の早期改善を目的とした標準的治療、それぞれを考案し数件の医学論文として報告してきました。RSウイルス細気管支炎のため当科に入院されたお子様は、入院翌日に睡眠や食事摂取の改善を見ており、入院期間は約4日となっています。
インフルエンザに対しても、安全で有効な治療を求めてきました。2009年9月以降大きな流行を見た新型インフルエンザの10歳以上のお子様には、漢方の麻黄湯(マオウトウ)、3日間投与が有用で、9歳以下のお子様へのオセルタミビル(タミフル®)3日間投与と同様に、ほとんどのお子様が2日以内に解熱したことも、すでに論文に報告しました。。
さらに、乳幼児喘息のお子様は、「かぜ」が流行る秋の入り口の9月下旬から11月上旬にかけて、発作を生じて入院を要することが多くなります。小児気管支喘息治療・管理ガイドラインが2005年、2008年と改訂され、予防治療が大きく進展し、予防治療を導入したお子様においては発作の頻度や救急受診・入院回数は劇的に減少しました。それでも、免疫力が相対的に弱く気道感染症を被りやすい乳幼児喘息のお子様は気道感染ごとには喘息発作を生じ、場合によっては睡眠や食事摂取に影響が出て入院となってしまいます。この入院となった乳幼児喘息のお子様に対しても、私たちはガイドラインを踏襲した安全で適切な治療を提供することに努めてきました。現在、入院期間は4~5日と10年前の半分ほどになっています。
このように私たち小児科の得意分野は、市中気道感染症と喘息です。
実績
準備中です。
外来
小児疾患は境界領域が多いのが特徴です。入院施設のある地域密着型急性期総合病院の小児科として、他科や3次医療の施設と連携し、お子様への「医療のbetter choice」を念頭に、まず私たちができる対応をさせていただきます。
現在、スタッフは常勤5名と非常勤3名です。平日午前中は8時30分から11時30分まで2つの診察室(月・木は3診です)で一般外来を行う一方、病棟入院患者様の診察も2人のスタッフが2年目の研修医とともに行っています。どうぞ、お子様の健康面で不安が生じた際には、午前中の一般外来へおいでください。なお、平成23年4月1日から当院外来では、原則として新患受付の際には紹介状が必要となりましたが、小児科では紹介状をお持ちでないお子様に対しても、これまでと変わらず11時30分まで新患受付をいたしますので、ご安心ください。
また、平日午後は、曜日ごとに専門外来として、予防接種外来(月・木)、神経・けいれん外来(月)、当院出生のお子様の1ヵ月健診(火)、未熟児経過健診・当院出生のお子様を対象にした7ヵ月および1歳時健診(水)、喘息・アレルギー外来(水・木・金)、循環器外来(木)、腎臓外来(第2・4金)、内分泌外来(金)を行っています。
このうち、循環器外来は、これまで横浜市大付属病院から毎月2回非常勤で担当していた西澤が、平成23年度からは常勤スタッフとなって毎週木曜日の午後に担当いたします。学校の心臓健診で問題を指摘されたお子様が当科受診を希望される場合には、午前中の一般外来で対応はしておりません ので、 平日の午後4時~5時の間に小児科外来にお電話をしていただき、事前に西澤の循環器外来の予約を取っていただくようお願いいたします。
それから、近年変化の大きい予防接種については、お母様・お子様の支援と予防医学の普及を目的に平成21年度から取り組んできた出生後追跡調査(バース・コホート)の成果も含め、ワクチンが必要な背景・理由や、いつから行えばよいのか、どのような順序で接種したらよいのか、など詳しく説明させていただきますので、どうぞご活用ください。予防接種外来のご予約は、平日の午後4時~5時の間にお電話をしていただきますようお願いいたします。
なお、当科はすでに述べましたように「横浜市周産期連携協力病院小児科」として、年間約1000件の分娩で院内出生された新生児への対応を横浜市から求められています。その責務を果たすため、一般患者様の救急対応は、土曜・日曜・祝日は行っておりません。平日の救急対応も、平日一般外来受診歴が1年以内にあるお子様にのみ、対応させていただいております。
現在、横浜市および横須賀市(三浦半島地区)それぞれにおいて、小児救急患者様に24時間対応する「拠点病院小児科」が選定されております。各行政区の情報センターにお問い合わせの上、土曜・日曜・祝日は各地域の休日診療所または「拠点病院小児科」を受診していただきますよう、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。















