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麻酔科

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概要

1980年代より横浜市立大学医学部麻酔科学講座の関連施設として、地域の麻酔医療ニーズに応えてきました。現在、指導医から専攻医まで、大学で研鑽をつんだ11名の麻酔科医が勤務しています。近年、手術医療を取り巻く環境は大きく変化し、それに対応すべく2015年4月に新手術室11室を稼働させています。基本設計は8m×8m、ユニバーサルデザインとし、全ての部屋で全ての手術に対応可能としています。ロボット手術に代表される大型の手術機器にも、余裕を持った対応が可能です。麻酔器やモニターだけではなく、ICTを活用した手術室監視システムやコミュニケーション機器も充実しており、新時代の手術室になっています。これらの環境整備は患者さんの安全に直接つながっており、当院では安心して手術を受けて頂けます。

診療内容と特色

安全で質の高い麻酔管理

日本麻酔科学会では、1992年より麻酔中の生命を脅かす事故事象に関する調査を実施しています。麻酔薬や機器の進歩により、麻酔の安全性は飛躍的に向上しました。当手術室では年間約7000件(うち麻酔科管理約4600件)の手術が行われています。特に、麻酔管理では超音波診断装置(いわゆる“エコー”)を用いた診療を特長としています。当科では患者さんの安全性をさらに向上しつつ、手術中だけではなく手術後の回復にも重点をおいた周術期管理を行っています。

痛みと吐き気のない麻酔

手術に伴う痛みは、患者さんが最も避けたいと思う“合併症”です。近年超音波装置が進歩し、当院では積極的に超音波ガイド下神経ブロックを併用しています。超音波装置を使うことにより、適切な場所に的確に局所麻酔薬を投与することが可能です。現在、麻酔科用の超音波装置6台を駆使して、全身麻酔を受ける半分以上の患者さんにブロックを併用しています。『手術をしたから痛くて当たり前』の時代から、『手術の痛みを積極的に取り除く』時代になりました。ブロックを併用することによりもちろん痛みは減りますが、さらに全身に投与する痛み止め(主に医療用麻薬)も減量することが出来ます。これらは、時に吐き気やふらつきの原因となるため、最近では減量した麻酔管理が推奨されています。術後の悪心、嘔吐は、患者さんが辛いだけではなく、術後の回復が遅れることが分かっています。当科では、吐き気止めの薬剤を全身麻酔中から予防的に投与することにより、徹底して吐き気のない麻酔管理に努めています。

手術室内での超音波診断

全身麻酔中は意識がなく、血圧や呼吸の状態が変化しやすくなります、特に最近では手術を受ける患者さんは高齢化し、合併症も増えており、これらの変化を瞬時に的確に判断する必要があります。当科では、上記の超音波診断装置を使って心臓や肺の状態、血栓の有無などを可視化し、手術室内で麻酔科医が迅速に評価しています。これらの超音波診断により、麻酔管理の精度が上がり、患者さんの安全性は向上するとされています。

中央手術部として安全対策

当院で手術を受けられる全ての患者さんに、様々なICTやシステムを駆使して、常に安全・安心な手術環境を提供しています。

手術安全チェックリスト遵守

手術室内での医療事故は、不明確な手順、コミュニケーション不足、表示間違い、確認不足、マンパワー不足など様々な要因によるとされています。世界保健機構(WHO)は、「安全な手術が命を救う」というプログラムで、世界中の手術死亡の数を減少させる取り組みに着手してきました。そして、世界中の外科医、麻酔科医、看護師、患者安全専門職と患者さんとのコミュニケーションを通して、患者安全に必要不可欠な目標を設定しました。これらは「WHO手術安全チェックリスト」という、手術患者・医療従事者の安全を守るツールとして公開されました。当院はこのチェックリストに従い、世界標準の安全基準に従った運用をしています。手術室入室時に、お名前や手術内容などいくつもの確認をさせて頂いていますが、これらはこのチェックリストに含まれた内容です。

麻酔科医による超音波迅速診断(上記)

手術室集中監視システム

局所麻酔で手術を受けられる患者さんでも、血圧や脈拍といった生体情報は全て中央モニターで監視しています。必要なタイミングですぐに麻酔科医が介入できるよう、熟練した看護スタッフと連携しています。局所麻酔での手術でも。ご安心ください。

手術室内インターカム

本院手術室では、麻酔科責任者、麻酔科医、看護師長、看護師リーダー、助手、清掃業者など手術室内で勤務する全てのスタッフが、必要な情報を必要なタイミングで共有しています。特に緊急時には、迅速な情報共有、大勢のスタッフ、必要な資材搬送など必要な対応を同時に開始することができています。

氏名 渡邊 至
役職 麻酔科部長、手術室部長
専門 臨床麻酔
医師資格 日本麻酔科学会専門医・指導医
日本区域麻酔学会指導医
厚労省麻酔科標榜医
EDRA(合格)(ヨーロッパ区域麻酔専門医)
所属学会 日本麻酔科学会
日本臨床麻酔学会
日本区域麻酔学会
日本集中治療医学会
POCUS学会
氏名 刈谷 隆之
役職 部長
医師資格 厚労省麻酔科標榜医
日本麻酔科学会認定医・専門医・指導医
日本集中治療学会専門医
所属学会 日本麻酔科学会
日本集中治療学会
日本呼吸療法医学会
氏名 栁 大介
役職 部長
医師資格 厚労省麻酔科標榜医
日本麻酔科学会認定医・専門医・指導医
所属学会 日本麻酔科学会
日本区域麻酔学会
氏名 明石 裕里
役職 医長
医師資格 厚労省麻酔科標榜医
日本麻酔科学会認定医・専門医
日本集中治療学会専門医
日本内科学会認定内科医
所属学会 日本麻酔科学会
日本集中治療学会
日本内科学会
氏名 仲村 清貴
役職 医長
医師資格 厚労省麻酔科標榜医
日本麻酔科学会認定医・専門医
所属学会 日本麻酔科学会
氏名 鴻池 利枝
役職 医長
医師資格 厚労省麻酔科標榜医
日本麻酔科学会認定医・専門医
所属学会 日本麻酔科学会
日本小児麻酔学会
氏名 佐藤 茜
役職 医長
医師資格 厚労省麻酔科標榜医
日本麻酔科学会認定医・専門医
所属学会 日本麻酔科学会
日本集中治療医学会
日本区域麻酔学会
日本臨床麻酔学会
氏名 齋藤 真作
医師資格 厚労省麻酔科標榜医
所属学会 日本麻酔科学会
日本区域麻酔学会
氏名 閻 碩
医師資格 厚労省麻酔科標榜医
所属学会 日本麻酔科学会
日本区域麻酔学会
氏名 池田 素代香
所属学会 日本麻酔科学会
氏名 藤田 芙美子
所属学会 日本麻酔科学会

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